5月13日(月)、鶴川団地5丁目集会場にて、鶴川第2高齢者支援センター主催の介護予防普及啓発講座が行われ、当院リハビリテーション科の責任者で理学療法士の小澤と、同じくリハビリテーション科の作業療法士である本間が講師を務めました。

 

講座のタイトルは『みんなで知ろう!ジブン!カラダ!』

「爪を切ること」

「立ってズボンを履くこと」

「ビンの蓋をあけること」 ・・・など

これまで当たり前に出来ていた日常生活動作が、歳を重ねることで出来なくなってしまう原因は何か?

その原因と予防法の解説、そして身近なアイテムを使った対処法(代償法)の説明・体験を中心とした1時間ほどの講演をおこない、23名の地域住民が参加されました。

理学療法士 小澤

筋力の低下、関節可動域の低下、バランス能力の低下など、加齢による身体の変化が原因となり、普段の何気ない作業がやりにくくなったり、出来なくなったりします。

今回の講演では、詳しい原因を写真で解説し、必要な身体機能の低下を予防するためのトレーニング法やストレッチ法などを実演しました。

作業療法士 本間

タオルを用いたアキレス腱のストレッチ

粘土をちぎる動作で指先の筋力トレーニング

さらに、無理をしてケガをしない為に、代わりとなる対処法まで紹介し、一部のものは体験もしていただきました。

生活に支障が出ないよう、日頃からこうしたトレーニングやストレッチで身体機能を出来る限り維持することが大切で、また、やり方を代えたり、道具を使用することで、少しでも「自分でできること」を維持することが、心と身体の健康維持に繋がります。