認知症症状は大きく3つに分類されます。
脳の神経細胞が壊れてしまったことで直接生じる症状です。記憶をつかさどるところが壊れた場合、記憶障害というかたちで症状が現れます。
主に認知機能の低下が要因となって生じる精神症状です。「認知症の行動と症状」を表す英語の頭文字をとって「BPSD」を表すことが一般的です。介護者が苦慮することが多いのがこのBPSDです。
次のように、その人が置かれている環境や人間関係、もともとの性格などが絡み合って起きるため、人それぞれ現れ方が異なります。
主に認知機能や運動機能の低下によって生じる日常生活活動能力の低下をいいます。
*IADL:買い物、洗濯、掃除などの家事全般。金銭管理、服薬管理、電話など(Instrumental Activities of Daily Living)