6月6日(木)堺第2高齢者支援センター主催の家族介護者教室
知ってあんしん!「認知症」
~住み慣れた地域で安心して暮らしていく為の秘訣~
が小山市民センターで開催されました。
事前申込みで定員に達し、地域の皆様の関心の高さがうかがえます。
皆さんは「まちだ・ほほえみ街道」をご存知ですか?
町田市では認知症ケアパスを盛り込んだパンフレット「知って安心認知症」を発行しており、その中で認知症を症状によってタイプ別に分け、どのような生活を送ればよいか、どんなサービスが使えるかを「まちだ・ほほえみ街道」というイラストで分かりやすく紹介しているものがあります。それらを今回の講師である町田市の認知症地域支援推進員であり、当院精神保健福祉士の村山秀人が活用方法などを大きな画面で分かりやすく解説しました。講座の中で町田市が発行している「高齢者あんしんキーホルダー」の所有率をお聞きしたところ、なんと7割ほどの方が所有しておられ、地域の意識の高さに驚かされました。
第2部では当院薬剤師の前田知恵が認知症治療薬の紹介やポリファーマシーについての解説を行いました。ポリファーマシーとは「Poly(多くの)」+「Pharmacy(調剤)」から作られた言葉で、薬剤が多いことによる飲み違いや、管理しきれない、残薬の発生などの有害事象を表す言葉です。
来場された皆さんの中にも薬に対する不安を持っておられる方が多く、かかりつけ薬局やかかりつけ薬剤師の重要性も改めて感じました。
薬についての疑問やご質問などがございましたら、薬局、薬剤師までお気軽にご相談ください。
8月20日に同主催、会場にて当院作業療法士と看護師によるリハビリに関する講座が開催される予定です。今回の来場者アンケート結果を参考に地域の皆様の「知りたい」にお答えできるよう、地域の関係機関と連携し、今後も努力してまいります。