今月の市民公開講座はまちだ中央公民館にて
「認知症と老年期うつ病」をテーマに当院の奥村武則医師による講座を開催いたしました。

老年期のうつ病と、認知症は区別が難しいといわれています

老年期のうつ病は、一般的なうつ病と比べて症状が典型的でない場合が多く、
「意欲低下」や「気分の落ち込み」といった症状が初期の認知症に似た症状であることから、認知症と混同されやすいといった特徴を持っています。

老年性のうつ病と認知症の症状には共通点が多いだけでなく、密接な関係があり、併発していることもも珍しくないため、見分けるのは専門医でも容易ではありません。さらに、服用しているお薬が抑うつを引き起こしている可能性なども考えられるため、家族や自身で判断せず、医療機関に相談することが大切です。
うつ病は、早期に適切な治療をおこなえば改善する病気です。
少しでも気になることがあれば、早い段階で専門の医療機関へ相談をしましょう


今回ご来場いただいた方からのアンケートから講座の内容が「やや難しかった」とのお声をいただきました。今後は、より「分かりやすく」をモットーに、市民公開講座の運営などにあたっていきたいと考えております。貴重なご意見誠に有難うございました。